COVID-19 JAPAN 状況分析 ~2021/2/13
2021年2月14日18時頃入手の厚生労働省オープンデータより。
感染症に対しては素人ではありますが、データから私なりに読んでみました。
結論としては、
- 新型コロナ患者数(入院治療を要する者)と重症者数の比率は50:1あたり。
- 重症者数と1日あたりの死亡者数の比率は100:1あたり。
- 今はまだ第1波、第2波の新型コロナ患者数のピークの倍以上の人数。
- 今の流れだと3月7日には新型コロナ患者数7,000人程度に。
- 3月7日緊急事態宣言解除では、GWには新型コロナ患者数は1月初めの人数に戻る計算。
- 4月中旬まで継続すれば、新型コロナ患者は1,000人以下に。
- 現状では策が限られているため拡大縮小の繰り返しでコントロールするしかない。
- さて、ワクチン接種までに何人までに減らせばよいかは専門家さんに伺いたい。
- 数値は日々プロットですが、当日含む7日平均なので、中心日付としては4日前です。
- 感染増減という意味では倍率でみたほうが良いということで対数グラフにしています。
グラフの傾きが倍率となります。傾きが同じなら同じ傾向です。 - 1回目の緊急事態宣言後の患者数(橙:入院治療を要する者)の減少倍率と比べて、第二波の減少率、第三波の減少率(2回めの緊急事態宣言)は緩くなっていることが見えます。
- 安定している昨年8月以降で見ると、患者数(橙)、重症者数(紫)、死者数(黒)の比率は、概ね 5000:100:1 あたりの比率のようで、増減率は同じような動きをしています。(患者の2%が重症者、重症者の0.4~1%が死亡者)
- PCR検査数が患者数に近い数字で推移しているのも不思議な感じです。
- GOTOトラベルの影響はこれだけではわかりませんが、Withコロナの言葉のもと患者数増加中に全国で始まったことは、どうだったのか。ただし、第2波のピークを超えて減少に転じたので大きな影響にはならなかったと言えないこともない。ただ、東京発着が開始されたあと、しばらく患者数は停滞しつつ第3波が始まっており、なんとも評価は難しい状態。
- 1回目の緊急事態宣言後患者が減少に転じるまで約1ヶ月かかりました。2回めの緊急事態宣言では、約2週間で減少に転じました。これは、退院の基準が変更されたことも影響しているのかもしれません。これは、新規感染者数の減少と患者数の減少の遅れが4週間程度から2週間程度になっていることからも想像できます。
- 第1波では患者数約12,000人まで、第2波では患者数約14,000人まででしたが、第3波では約71,000人にまで到達しました。現在(2月13日時点)で約25,000人。第1波、第2波に比較し、まだ倍の人数のレベルです。これは、昨年12月中旬頃の数字です。7日平均で見ると12月末頃の数字です。ピークアウトしていますが、過去と比べたらまだピーク以上です。
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- 患者数(入院治療を要する者)ベースで推移を見て将来を予測してみますと、下のグラフのようになります。左縦軸が患者数、右縦軸が患者数の前週に対する倍率。
- 1回目の緊急事態宣言発出からの推移倍率を2回めの緊急事態宣言後の推移に当てはめて比較。
- 1回目よりも2回目の方が患者数の減少に転じる速度が早いが減少率は下がり止まりのよう。
- 1回目は、1倍を切ってから週毎に0.81倍、0.48倍と減少するも、宣言解除後0.58倍と増加に転じた。今回の2回目は、1倍を切ってから週毎に、0.81倍、0.72倍、0.70倍と、減少傾向ではあるが減少が止まってきている。
- 1回目よりも減少倍率は悪い(1回目の最低0.48倍に対し現在0.70倍)ので患者数がまだ多いままであることもあり、政府の想定よりは時間がかかるということになっているのだろう。
- この0.70倍が継続し、3月8日に宣言解除されるとすると、患者数7,000人程度に落ちるが、これが昨年11月5日頃のレベル。2ヶ月後の5月5日に緊急事態宣言3回目のレベルになる計算。
- もう1ヶ月半(4月中旬まで)0.7倍/週程度に抑えることができれば、全国で1,000人以下になる計算。この人数レベルにならないと管理できないのではないかと感じる。指定感染症なら100人程度になって欲しい気もする。
- いずれにせよ、前回の状況から緊急事態宣言解除後、患者数の増減率は増加に転じ、1倍を超えていく(患者数が増加に転じる)ことから、ある程度の患者数の減少を待たないと倍々の複利式に増えていくので、注意が必要。
- これを抑えるためには、人の接触を減らすか免疫を持つこと。指定感染症から外すことはまだない前提で。
- ワクチン接種が特効薬ならその時期に感染者が見える状態じゃないとだめだろう。ワクチン接種前にPCR検査必須では大変。
最後に、保健所の余裕がある状態、追跡調査が可能な状態、指定感染症として管理(掌握)可能な状態で、さらなる管理のもと、ワクチン接種を進める状態になって欲しいものです。


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